こんばんは!情熱男です。
今日は中国の思想家である荘子の言葉を取り上げます。
原理原則というのは変わらないものだと思います。
道は通じて、一たり (斉物論―荘子) ―すべての道はいつか一本となる
なぜ、自分のものと他人のものを分けてしまうのか。人間の目からすると、それぞれが相違して見えるが、
大きい宇宙の目から見ると、みんな一つの生命で働いているのである。
人は、だれもかれもが、自分の目の働き、自分の鼻の働き、自分の耳の働き、自分の舌の働きは、すべてが、
自分持ちの働きだと感じている。うっかりすると、他人の目や鼻や耳や舌の働きは、別の働きと思ってしまう。
もしも、それらの働きが、まったく別のものならば、少しは違った働きをしてもよさそうである。
事実は、赤い色は、同じく赤と感じる。魚の匂いは、だれもが生臭いと感じるし、鐘の音は、ゴーンと聞くし、
饅頭は甘い。自分に執着すると、自分のものと、他人のものとに分かれてしまう。
が、無我になると、一切が、宇宙の一つの生命で働いていることがわかる。万物は同根である。
ところが、人間の社会だけが、自分のものと、他人のものを分けてしまう。
自分の意見というものを強く持つと、他人との平和が守れなくなってしまう。
(老子・荘子の言葉 1 0 0選)
抽象的な話にはなってしまうが、人が人といがみ合うというのは、こういうことなんだという話。
同じ人間であるのだから、大きな話では戦争、身近な話では喧嘩が起こってはほしくない。
でも、「あいつがおかしい」みたいな気持ちから、衝突が起こってしまいます。
万物は同根であり、「自分のもの」と「他人のもの」と分けてしまう考え方が
最終的に衝突につながってくるということだ。
理解はできるけど、なかなか感情をそうはコントロールできないってことだ。
「道は通じて、一たり」
そんな気持ちを少しでも持てたら、なんか身近なことから変わってくるような気がするな〜と
思ったので、荘子の言葉も取り上げてみました。
みんな一つの生命で働いている、、、情熱!!
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