Passi ON
Satoru Suzuki

ホンモノをつくりだす

こんにちは!情熱男です。

歳をとるについれて、なにか意味のあるものを残していきたいって気持ちが増していきますね。
せっかくベンチャーで事業に携わっているので、大きなインパクトをつくりたいです。




「宅配荷物預かりサービスとか空き駐車場ビジネス、名刺管理といった小手先のシステム。
家計簿、飲食店やファッション情報、蓄財術、民泊など半径一メートルの興味を対象にしたアプリ。
そういう安易なソフトの企画書と口先でカネを引っ張り、濡れ手で粟の大儲けを目論む小賢しい輩が多すぎる。
おれはベンチャーバブルにのっかって安易なカネ儲けに邁進するいまどきの若い連中を心底軽蔑する」
「世界と戦うビジネスの誕生が期待できないから、ですか」 城は鼻で笑い、「あいつらの辞書に世界という言葉などあるものか」と一刀両断。有馬は独りごとのように言う。 「結局、起業家も政治家、財界人同様、小物になってしまったんですかね」 城の表情が険しくなる。
有馬は続ける。 「いまの日本から『アリババ』のジャック・マーとか『バイドゥ』のロビン・リーといった世界的スケールの大物起業家は
出て来ない気がします。第二のソニーと期待された『ミラクルモーターズ』もどうやらニセ電池で大儲けを狙った、壮大なマネーゲームの主役のようだし」 「過度に持ち上げられる新興企業ほど疑ってかかるべきだ。投資家の基本、イロハのイだな」 城は教え諭すように言う。
「世間は夢と希望にあふれた大風呂敷を持て囃すが、広げることならだれでもできる。要はきっちり畳めるか、否か、だ」

(特捜投資家 永瀬 隼介)





経済小説の一節なんですが、なんかものすごい刺さるものがあった。

小説なのでかなり大げさに書いているが、実際サービスの立ち上げコストが低減している分、小規模のビジネスも
増えているのは感じる。世界で話題になるビジネスは中国や海外のビジネスがほとんど。
課題のセットの仕方をもう少しグローバルに考えると、変わってくるのかもしれない。
海外のプラットフォームに乗っかったサービスをつくり続けるより、どのプラットフォームでもいきる何かを創り出すとか、
そもそものプラットフォームを生み出すとか、そういうスケールでの展開が必要な時期だと感じる。

少子高齢化など、そもそも日本の課題は、いずれ世界の大きな課題になる。
そういう意味で、ローカルで考えたことでもグローバルでの先駆者にもなれるんだ。

そんなことを思った小説でした。
小説の話だけど、なんか考え方をもうちょっと広げてみようと思えた時間でした。ホンモノの事業をつくりだす。



小さくならない、、、、情熱!!!!