こんばんは!情熱男です。
今日も池谷裕二さんの本から抜粋します。
あなたは毎日、通い慣れた道を使って通勤しています。今朝は少し寝坊してしまいました。出勤時間ギリギリ。
間に合うかどうかのタイミングです。そこで裏通りの近道を運転して職場に行くことにしました。すると運悪く、
先日の台風の影響で橋が工事中でした。結局、大遅刻。このとき、次のどちらの感情を持つのでしょうか。
1.まあ仕方がないさ
2.いつもの道で行けばよかった。
大多数は、2.いつもの道で行けばよかった。
誰にも身に覚えのある「後悔」ではないでしょうか?
「いつもの道で行けばよかった」という考えは、事前に「橋が渡れない可能性があることを知っていた」、
もしくは「少なくともそう考える余地があった」ことを前提としています。
しかし、その可能性に思い至らなかったからこそ近道を選んでしまったわけです。
事が起こってから振り返ると「前もって予測できた」「本当なら実行できたのに」と思いがちです。
これを「後知恵バイアス」と言います。「あのとき株を売っておくんだった」「諦めるんじゃなかった」
「告白しておくんだった」など様々な場面で現れます。
どんな出来事でもそれが生じる前には、たくさんの可能性があったはずですが、
後から振り返れば現実が100%必然に見えるものです。
「やっぱりね」「そうなると思ったよ」「だから言ったじゃない」という発言は、典型的な後知恵バイアスによる錯覚です。
(ココロの盲点 池谷裕二 より抜粋)
これこそ、勇気の一歩を踏み込めない原因なんだと思います。
考え方が「後悔」しやすい考え方では、どんどん保守的になっていきます。
「やっぱり駄目だった。次もきっとそうだ」と。
でもどうでしょうか、1を選択する人になれば、「まぁ仕方ない、次はうまくいくさ」と考えれば何度でも勝負できます。
池谷さんが言うわけですから、後知恵バイアスあるわけです。
人間はどうしても「前もって予測できた」「本当なら実行できたのに」と思いがちなわけです。
でもそれは錯覚です。誰もわからなかったことをしたわけですから、結果は読めません。
だったらもっと楽観的に、「次もがんばろう」って進んだほうがいいですよね。
2を選ぶ人が多いんだから、1を選べる人になればいいんです。考えすぎず、オプティミストになりましょう。
こうやって、人間の思考傾向がわかっていると、その自分の考え方に抗えるからいいですよね。
脳の仕組みって面白いですよね。
どんどんチャレンジしましょう。そのチャレンジで躓いても、また次のチャレンジがあります。
後知恵バイアスに負けない、、、情熱!!!!!